アジアは、教職には常に最高の目的地であり、魅力的な国が沢山あるので、どこに決めようか迷うかもしれません。しかし、ベトナムはゆったりした環境と高い雇用、低い物価が混ざり合い、東南アジアで最も暮らしやすい国のひとつと言えます。
ベトナムは、大都市から古代都市まで、海岸側から山側まで、活気ある文化と生活コスト、教育目的に必要なものが全てあります。
これは私が教師としてベトナムが一番だと思い、2015年に移住したときに実感したことです。8ヶ月間の教訓として、ベトナムへ移住する人には多少気持ちが楽になる内容です。
仕事無しで到着できる
これが初めての教職でなければ、入国してからでも仕事が見つかる自信はあるかもしれません。しかし、私のように海外で初めての教職であれば、仕事無しで行くには不安があります。でも心配しないでください:ベトナムには、あなたが入国する前後に準備を進められる雇用チャンスのホストがあります。もちろん、長所と短所があります。
私のように、ベトナムに到着する前に仕事を探したいなら、オンライン求人広告は十分にあります。事前に仕事を確保する利点があります。まず、あなたの精神面を助け、移住の手助けとなります。すぐに英語を話す教師のコミュニティに入れば、スムーズに別の文化に慣れ親しんでいけることでしょう。また雇用によっては空港に迎えにきてくれたりと、具体的に移住をスムーズにします。しかし、ベトナムの雇用主が渡航費を払うのは稀です。あなたが渡航費の削減を考えていたのなら、間違った場所かもしれません。
第二に、即時の収入です。海外生活を始めたくても、何か気が進まないのは、貯蓄が十分でないという事もあります。難しいやりくりを回避する方法のひとつは、仕事をあらかじめ決めてから行くという事です。
しかし、どんな選択肢にも、長所と短所があります。時前に母国にて仕事を見つければ自信を持ってベトナムに入国でき、直ぐに仕事をスタートできるでしょう。ですが、それまでは会社の契約手続きに縛られます。
もし熱意と貯蓄が十分あるなら、直ぐに飛び、入国してから仕事を探しても良いです。求人はあるので、これは素晴らしいオプションです。もし資格を持っていたら、適切な仕事があるはずです。他のプラス面は、仕事を契約する前に環境を確認できるということです。もし地域や環境が気に入らなければ、他に仕事を探せば良いのです。
生徒が友人になるかもしれない
これは私が教えた他のどの国よりも、ベトナムに当てはまりました。彼らはあなたを、どこにでも招待します。私は生徒を通して、穴場のレストランを発見したり、地図に載っていない塔を見つけたり、秘密の場所にボートクルーズしたりもしました。この関係は素晴らしいものです。生徒が余分に英語を練習できるだけでなく、あなたも素晴らしい教師の気分を味わい、又、ベトナムの最高で秘密なスポットを観光することもできるのです。
しかし、生活バランスを覚える必要はあります。海外での教職は刺激的で爽快で楽しいものですが、仕事は仕事であり、授業を準備する時間が必要です。また、ベトナム人は忙しく動き、圧倒されることもあるので、仕事から離れてリラックスする時間も必要です。
予期せぬ学びがある
私がベトナムで働き始めて最初に学んだことは、柔軟性がある事でした。どんな仕事でも間違う事はありますが、海外では言語の壁は混乱を招きます。又、より多くの子供たちを教えたり、クラスや学校を移転したり、複数のクラスを受け持ったり、天気に適応しなければいけなかったり、テクノロジーが無い環境かもしれません。
このような変化は単純なことではありますが、最初は混乱して不満を覚えるでしょう。混乱する事が何も起こらないとは言い切れないので、あなた自身の境界線を作り、職場で物事がどう動いているかを知ってください。あなたが親切で柔軟な職員であることと、振り回される事とは違いますから。
歩き周るアートをマスターする
周りを歩くことは教職と無関係に思えるかもしれませんが、非常に重要なことなのです。ベトナムの学校の多くは都市にあるだけでなく、地方の公立学校との協定もあります。これは、週を通じて定期的な移動を求められるということです。
学校によっては自転車を提供してくれます。良い方法ですが、大都市では長時間歩くこともあります。ホーチミンのような大都市で最も安全な方法は、Vinasunのような評判の良いタクシーの利用です。もうひとつの選択肢はXe Omです。
Xe Om、又はバイクタクシーの利用は、大都市では一般的なので、通りの角に集まっているのを見かけるはずです。距離を測定されない可能性が高く、値段の交渉が必要です。つまり、合理的な値段を知る人に、時前に尋ねるのが最善策なのです。
小都市で長く滞在する予定なら、自分のバイクかモペットの購入を検討してください。小都市では交通量が少ないので、バイクを持っていれば、休日にもとても便利です。自転車の購入は、さほど難しくありません。他の教師達から、どこで購入すべきか、いくら位かなどのアドバイスをもらいましょう。自転車を持つもう一つの利点は、教職の契約が成立したら、自転車でベトナムをもっと探検できることです。
古い格言を直に学ぶ:場所、場所、場所
大都市と小都市では生活や仕事で大きな違いがあります。ハノイとホーチミンには、世界から期待される全てのものがあります。
海外での暮らしを熱望しても母国の味を維持したいのなら、これらの都市はあなたに合うかもしれません。ベトナム人は、あなたの母国の快適さも柔軟に混ぜ合わせてくれるでしょう。しかしながら、これらの都市はあわただしくもあり、ペースの速い都市に住んだ経験が無ければ、圧倒されます。
私なら、より静かな場所を求めて、ベトナム第二の都市を検討します。古都、フエやダナン海岸などがそうです。ここはずっと静かです。日帰り旅行ならどの場所からでもアクセスでき、歩いて周るのは簡単なので田舎だと感じるかもしれませんが、あなた次第です。それは経験のために、あなたが確かめるべきことです。
ベトナムの金融システムを調べる
ベトナムでの経験は最高でも、報酬は得たいです。まず、ベトナムの銀行口座を開設する必要があります。これはあまり難しくはありませんし、あなたの職場が普通はそれを助けます。これが完了すれば、職場の規則に基づいて支払われます。殆どは標準の慣行に従い、あなたの口座に毎月支払われます。
これで問題なくベトナムで生活することができます。知る必要があるのは、契約期間が終了したときです。閉鎖通貨として、出国時に許可されるベトナムドンの額に規制があるのです。ですから、銀行にお金を残していく前に、これらのドンをドルに交換する必要があります。
ドルはベトナムで最も好まれる通貨で、金の店で交換することができます。金の店は通貨を交換するには評判の良い場所なので、ドンをドルに交換するのに役立ちますが、その他の通貨は殆どありません。注意すべきもう一つの点は、殆どの金の店では、一度に1000ドルしか交換できないということです。お金をすべて交換するに、数回訪問する必要があるかもしれません。しかし一度これを知れば、あまり難しいことではないです。
Tetを祝うようになる
Tetは、ベトナムでは一年で最も大事な祭日です。この祭日は、月の暦に基づいたベトナムの新年です。毎年1月または2月になります。子供たちが新しい服やお金を貰ったり、親族が一緒に食事やお祝いをする日です。教師として、学生やアシスタントや友人家族から、お祝いの招待状をたくさん期待してください。又、Tetが7日間の祭日であると考えると、旅行するのにも良い時期です。
私がベトナムに住んでいたとき、殆どの先生方はTetの祭日で海外に行っていました。通常もらえる年間7~9日間の休暇は、リラックスできる最高のチャンスです。初めてのTetなら、是非そこに滞在して堪能してください。祭典は魔法のようで本当に素晴らしいのです。
私立、公立、又は両方の間で決める
語学学校で働くなら、私立とベトナム公立学校の両方で働く必要があります。これには難しい部分があり、時前に知っておくべき重要な違いがあるのです。
私立の語学学校では、通常、生徒の家族がお金を払います。これは、授業が週末や放課後、就業後に頻繁にあることを意味します。クラスは通常15~30人の間でより小さいサイズのクラスで、おそらく良い設備の教室です。設定に応じて、授業にテクノロジーを導入できます。又、クラスのサイズが小さいほど、生徒一人ひとりにより良く関わることができます。あなたが努力した分だけ得るものがあります。そして生徒は英語のネイティブスピーカーとの関わりを重視します。
ベトナムの公立学校は無料です。地方の公立学校では契約によって、週に数回の授業を受けもつことになります。クラスのサイズは大きめなので、アシスタントがいます。クラスが大きくなると、学生との緊密な連携が難しくなります。公立学校の授業は生徒が50人まで参加できるため、授業をもっと掘り下げ、繰り返し、グループ訂正などが必要になります。しかしクラスが大きければエネルギーが高く、素晴らしい雰囲気を作り出すことに繫がります。
全体として、ベトナムは英語教師のオファーが沢山あり、私の教師としてのキャリアのハイライトでした。あなたがベトナムで望む教職について考えるときのために– これらのヒントを心に留めておいてください。
しかし、静かではない国で、フレンドリーでリラックスした教職環境、やる気のある学生や教師や助手を望んでいるなら、ベトナムはその場所かもしれません。ベトナムで高額を稼ぐことはできませんが、十分に生活でき、世界で最も美しく味わい深い国を観ることができるのです。